思うところあって、9月からフェアトレード・コンシェルジュ講座に通っています。
何を思ったかというと・・・「自分のなかのフェアトレード軸をはっきりさせたい」ということ。

 

この仕事をしていると、「エシカルって何ですか?」と聞かれることが、間々あります。
そんな時、わたしは大枠をこんな風に話していました。

 

「フェアトレードやオーガニックには明確な基準があるけれど、エシカルにはそれはない。フェアトレードやオーガニック、エコ、社会貢献などなど…それらすべてを包括する概念。」

 

でも、認証という明確な基準があるフェアトレードも、すべてに認証が及んでいるかというとそうではなく、さらに、基準自体のなかにも、「話し合い」で決められる部分(=賃金)があります。そもそも、認証団体が違えば、基準も違うし、モノか、団体か、認証の対象も違ったりするわけで。

 

わたしがよく知るフェアトレードブランドさんの中には、認証を受けていないところは少なくありません。
この部分には、認証にはけっこうなお金がかかる、ということも関わっていると思います。

でも、彼女たちがしていることは、間違いなくフェアトレードなはずだと信じている前提で、では、何が本当の「フェアトレード」なのか、この際しっかり向き合ってみることにしました。

 

それと、もうひとつ。

基準を満たしたもののみを「フェアトレード」とするならば、それ以外はすべて悪なのか。
この疑問も、絶えず頭の片隅にあります。

例えば、オーガニックコットンの場合、

「オーガニック農産物等の生産方法についての基準に従って2 ~ 3 年以上のオーガニック農産物等の生産の実践を経て、認証機関に認められた農地で、栽培に使われる農薬・肥料の厳格な基準を守って育てられた綿花」(日本オーガニック・コットン協会HPより抜粋)

という明確な基準があり、この「2~3年」の移行期間に採れるコットンは、オーガニックコットンとは扱われません。(この移行の時期のコットンを、「プレオーガニックコットン」と位置づけ、支援する動きもあります。)

これを、フェアトレードに置き換えて考えてみて、「プレオーガニックコットン」みたいな状態の取り組みもきっとあるでしょう。じゃあ、それはアンフェア?

日本でよくある、「ちょっと予算が少なくてさ、今回はこの金額でお願いできない?次の時は多めに払うからさ」で、バランスをとるような関係は?信頼関係があればOK?

 

 

わたしの大好きな靴屋のマダムは、ずいぶん昔からバングラデシュの腕のいい職人さんと仕事をしていて、「マダムが来てくれないと、これ以上仕事が進まないよー」と言われ、10年ぶりにバングラデシュを訪ねたそうで、その変わらぬ景色と笑顔で暮らす人々に、これからも変わらないでほしいと感じたそうです。

 

「そこで暮らす人の生活を、わたしたちの視点で判断しちゃいけないのよね。」

 

フェアトレード、なんて一言も言わない、中国や台湾、もちろん日本国内の職人さんとも同じように靴づくりをするマダムの言葉。

彼女が、とんでもない低賃金で靴を作らせているはずがない。職人はパートナーであり、リスペクトする存在なのだから。でも、それをフェアトレードの基準に照らし合わせたとき、はたして認証されるのか、そこのところはわからない。万が一、基準から少しでも外れていたら、笑顔で付き合い続けているこの関係は悪ってことになる?

そして、この靴は、メイド・イン・バングラデシュであり、中国で作られれば、メイド・イン・チャイナ。
話を聞かず、その表記だけ見たら、とまどいが生まれるのではないかと思います。

でもそれも、国をひとくくりにして見ているからであって、「日本」ってまじめな国、みたいなのと変わらなくて・・・実際、全員まじめなわけないじゃないですか(笑)

 

ああ、まとまりがなくなってしまいましたが、

そんなこんなで、「フェアトレード」に向き合ってみることにしました。
わたしのなかの軸を見つけるための1つの手段が、フェアトレード・コンシェルジュ講座受講です。

 

それ以外にも、取り組んでみようと思っていることがありますが、それはまた次回。



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