元記事:まじめじゃない、エシカル。 INHEELS共同代表 岡田有加さん
※他媒体で執筆した記事を、もう少し深追いする「ふかおい記事」です。

 

INHEELSを見ると、中学の頃遠くから眺めていた
キレイな不良の先輩を思い出す。
近づけないけれど、目が行ってしまう。
自分はなれないけれど、ちょっとだけ真似したい。
いい子ちゃんの日常から、抜け出してみたい。

 

 

INHEELSの有加さんに初めてお会いした日のことを、断片的に、でも鮮明に憶えています。

 

当時、某オーガニックコットンブランドの広報もしていたわたしは、あいさつでそのことを伝えたところ、返ってきたのは、

「あー、オーガニックコットンが優しいとか柔らかいとかって言うの、やめてって伝えてもらえます?」

でした(笑)

 

けっこうショッキングな言葉で、結果、現在前後のことを憶えていない始末なのですが、正気に返ったときに、思いました。

「おっしゃるとおり」って。

 

当時(今もかな)、オーガニックコットンといえば、「柔らかくやさしい肌ざわり」というのが、定番のイメージで、そう紹介されること、そのように説明することに慣れてしまっていました。

すべてのブランドがそうだとは言えませんが、わたしが広報を担当していたブランドの生地が柔らかいのは、本当です。

 

でもそれは、

 

オーガニックコットン(に染色をしないため、脱脂をしていない。
さらに、手ざわりのよい糸の番手や織り方・編み方の組み合わせをしている)だから。

だったわけです。

 

脱脂とは、綿の脂(あぶら)を抜くこと。
色を入れるためには、水分を弾く脂を抜く作業が必要になります。
(脂が抜けるとパサパサになるため、通常の服の場合、柔らかさを補うために柔軟剤をかけたりします。)

この工程をしていない分、綿本来の柔らかさが保たれる。だから。

 

そして、糸と織・編みの組み合わせによって、生地はしっかりさせることも繊細にふんわりとさせることもできる。

わたしが担当していたブランドは、生地が「女性的」とあらわされるほど、柔らかい肌ざわりの織・編みを好んでいた。だから。

 

それが時を経て、かなーり端折られて、「オーガニックコットンだから」柔らかくて肌ざわりがいい、になっていたことに、気づかせてもらった一言でした。

 

それ以降、こっそり説明の仕方を変えたというのは、ここだけの話。
そして、その時も今も変わらず、率直な有加さんが好きです。

 

 

わたしは、INHEELSが好きで、服も何着か持っていて、イベントも顔を出したりしているのですが、自分自身がINHEELSのターゲット層から漏れていることは認識しております。

 

第一、ヒールが履けない足だしね。
(昔部活で腱切って、足首がグラグラしとります。2014年は半年捻挫してました。)

所属も、いい子ちゃん系おふざけ派閥。

 

そんなこともあり、INHEELSに向ける眼差しは、ちょっと悪くて大人っぽくて、近づきがたい女の先輩に向けるそれに似ています。

おんなじ口紅つけたら、近づけるかな、とか。そういうの。

あんな風になりたいなぁ、という憧れ。
そこには、わたしにはなりきれないと悟った諦めを含み。
(歳は、わたしのほうがよほど上ですよん)

 

だから、わたしが書くINHEELSの記事は、片思いのラブレターみたいな感じ。
好きだから書こうとするんだけど、伝えきれた気がしない。

書いても書いても、納得がいかない。

 

わたしより、もっとファッションについて専門的な知識があって、かつクールな言葉選びができる人が書いたほうが、もっとINHEELSの魅力が伝わるんじゃないかって、けっこう本気で思うときもあって。

そのほうが、より伝わるなら、それでよいのです。

 

と言いつつ、これからも性懲りもなくチャレンジするんだろうとは、思うんだけどね(笑)

 

 

今回のインタビュー記事は、同席くださったMYLOHAS編集長の遠藤さんと、有加さんの素の部分も垣間見えるような写真を撮ってくださった野澤さん、そして、どの質問にも真摯に向き合ってくださった有加さんのおかげで、皆さんに読んでほしいと思えるものになりました。

 

インタビューのテーマは「Next step」で、3~4年ほど前に活動をスタートさせたブランドの中で、話す機会も多く、近くで見てきた方々にお声をかけ、次なる一歩を伺っています。

 

お話を伺っている時点で、編集長と、「これもversion2.0(Next step)ですね」と言い合うこと数回。
でも、いちばん伝えたかったのは、有加さんの一貫した「視点」のお話です。

もしかしたらINHEELSが、少し違ったものとして映るかもしれません。

 

お時間あったら、ぜひご一読ください。

もう一度、リンクを貼らせてくださいね。
まじめじゃない、エシカル。 INHEELS共同代表 岡田有加さん

 

あー、長いラブレターだな、こりゃ。



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